ワインの価値は

クリスマスが近い。コンビニに行ってみるとワインコーナーでスパークリングを売っている。ご存知かもしれないが、シャンパンはフランスのシャンパーニュで作られるスパークリングワインを指す。シャンパンとは和製外来語で、本来はシャンパーニュだ。有名なドン・ペリニヨンシャンパーニュで作られる。

有名なワインと言えばロマネ・コンティ。こちらはフランスのブルゴーニュ地方で作られている赤ワインで、ピノ・ノワールという品種のブドウ100% でできている。ブルゴーニュ地方では畑ごとに格付けがなされていて、あぜ道1本離れただけで畑の等級が違うこともある。ロマネ・コンティはその中で最高級の格付けを受けたほんの小さなブドウ畑だけから取れるブドウで作られている。したがって生産量はごくわずかで希少価値が非常に高い。ヴィンテージものになるとそれはそれはいいお値段がする。

ワイン1本にそれだけお金をかける価値があるかというと、実はある。それは飲むためではなくて、投資目的。ヴィンテージもののワインは将来価値が上がりこそすれ下がることはない。さらに、短期的にも、株と同じで貨幣価値が変わってもワインの価値は変わらない。資産運用の面から考えると、現金で貯金するより株、骨董など滅多に価値の変わらないものに形を変えた方が良いこともある。その1つとして、ヴィンテージのワインを所蔵するという方法がある。

しかしながらこれはあまりお勧めできない。なぜなら、株などと比べてワインは保存にとてつもなく手間がかかるから。どっかのお金持ちが先祖の遺産でワインのとっておきの保存場所をはじめから所有しているならいざ知らず、そうした施設を新しくつくるのは将来のゲインに比べてロスの方が大きくなってしまう可能性もある。しかも保存に失敗してしまった場合にはワインの価値が下がる危険性だってある。

結論。ワインは手頃な値段のものを買って飲むのが一番。って何が言いたいのか分からない日記になってしまった。