武器はペン

ブログを書き始めてから気がついたのだが、僕は物を書くというのが結構好きらしい。そう、順序が逆なのだ。書くのが好きだからブログを始めたのではなくて、ブログを始めてから書くことが好きだということを知ったのである。

ではなぜブログを始めたのかというと、率直に言えば特に具体的な考えがあったわけではない。自分の知らない新しい自分の可能性を探すこと、というのが目的と言えば目的だった。

僕は小さい頃は文章を書くのが非常に苦手であった。夏休みの宿題で最も嫌いなのが作文と読書感想文だった。「ブログを始めてから書くのが好きなことに気が付いた」とは言っても、嫌いだったものを今になって突然好きになったわけがない。では一体いつから書くのが好きになったのだろう、と考えてみると、どうやら本を積極的に読み始めた頃からであるような気がする。それは高校3年生から大学生にかけての話だ。

僕は自分は特技と呼べる特技を持っていない人だと思っていた。趣味でクラシックギターを弾くし、もう数年間続けているので多少は聴けるのだけど、取り立てて上手いわけでもない。第一実生活に役に立たない。

ブログを始めた一番の収穫は、書くことが好きだという特技と呼べなくもない特技を見つけたことだ。特に上手なわけではないが、こちらは実生活に役立ちそうである。別にギターをやめるつもりはないのだが(こちらは趣味として純粋に楽しい)、この物を書くというのも地道に続けて、自分の力にしていければと思っている。

というよく意味のわからない文章を、衝動的に書いてみた。