強運と雷轟と色男と晴男の関係

今日の早朝4時半頃(実は実家にいた)、ものすごい雷鳴で目が覚めた。雷のせいで家を含め一帯が停電するほどだった。今日大阪に戻る予定だったので(実際に今大阪にいる)、雷はじき止むとしても、この豪雨の中どうやって帰ろうかと考えていた。親父は6時半には出勤のために家を出るが、これに乗せてもらわないと駅まで行くのが面倒なので、新幹線が動いているかどうかも定かではないのに容赦なく僕も家を出ることになった。

家を出るときは雨が止んでいた。さすが晴男と思ったが、駅に向かっている途中で土砂降り。色男、じゃなかった晴男形無しだと思いながら駅へ駆け込んだ。新幹線は動いている。6時48分発のひかりがある。これを逃すと次は7時22分だ。今何時だ、と思って時計を見ると、6時48分。間が悪いなと思った矢先、大雨のため10分遅れている旨の放送が聞こえた。ここからが本日の強運ラッシュの始まりだ。晴男の大事に雨が降るときは何かわけがあるんだよ、何て思いながら乗り場へ行った。こんな朝早くから新幹線乗る人なんていないよ、とか思ってたら、予想に反して結構並んでいる。盆明けでもないのに何だ、と思ってよく見てみると、スーツ姿で荷物が少なく身一つで立っている40代のサラリーマン風の人が多い。これから出勤ですって言い出しても納得するような見かけだけど、何だろう。軒並み出張帰りかな。

しかしそれだけ並んでいたにもかかわらず問題なく座れた。今日はついてるなあ、と思った。しばらく経って広島駅。結構多くの人が降りそうだ。盆明けでもなし、今からはゆったり座れるぞ、と思ったのも束の間、広島駅も行列で待っていた。それ以後福島や岡山でも結構人が乗ってくる。これは座れたのはほとんど軌跡のようなものだ。

大阪の天気予報もあまり芳しくない。雨が降ってたら嫌だなあ、と思いながら、実家から傘を1本もらってきた。すると、大阪は曇ってはいるものの雨は降っていない。さすがは晴男、じゃなかった色男、でもなかった晴男だと思って下宿にたどり着いた。今日の前半は運がつきすぎだ。雷が鳴り雨が降り、晴男大いに助かる。何か後半とんでもない不運に襲われそうな気がする。