フランス産エメンタール

エメンタールと言えばスイスの代表的なナチュラルチーズで、スイスではチーズの王様と呼ばれている有名なチーズだけど、成城石井にはフランス産のエメンタールが置いてある。どうせフランスワインに合わせるんだし、とか思って買って帰って食べてみると、なかなかまろやかでコクがあって美味しい。

今回合わせたのは赤だけど、辛口の白ワイン、シャルドネなんかでも合いそうだ。ソーヴィニョンブランだとちょっと合わないかな。後味が悪くなりそう。でもリースリングは案外合うかもしれない。赤でも酸味の強い薄いタイプは多分合わない。コクと深みのあるカベルネ主体のブレンドか、メルローでもしっかりしたボディのワインが良いだろう。ピノノワールだと口の中が苦くなりそう。

でも考えてみれば今までまともなピノノワールのワインってほとんど飲んだことないんだよね。去年のクリスマスくらいだったか、ジュブレシャンベルタン村の村名ワインがモノのわりには安価(高かったけど)で売ってたので飲んだくらいだろうか。確かにあれはボディがしっかりしてて美味しかった。如何せんまだワインの知識がなかったものだから、よく価値を理解せずに飲んでしまったのが残念だ。

一緒に買って帰った36ヶ月熟成のパルミジャーノレッジャーノはチーズ単体だと美味しいんだけど、うちにあるワインとは合わなかった。やっぱりイタリアワインがいいのかな。キャンティクラシコとか、バルバレスコとか。塩味が結構強いから、負けないくらいのコクのあるイタリアワイン独特の風味を持った赤と合わせるのは悪くないかもしれない。なんてことを書いていたらイタリアワインが飲みたくなってきた。高いんだよなあ、バルバレスコキャンティクラシコも。バローロなんてもっと手が出ないし。貧乏学生の憂鬱。