目の下に飼われている大きな熊さんのお話

最近生活習慣が乱れている。普段からなぜか目の下の隈が消えない僕だけど、こんなときは覿面に隈が濃くなってくる。鏡で見てみると、目の下がかなりはっきりと腫れていた。眼鏡くらいでは誤魔化しが効かないかな。

そういえば、昔部活の後輩の女の子とこんなやりとりがあった。演奏会で久々に出会って軽く挨拶をして帰った後、メールで「最近随分とお疲れの様ですね」と言われた。僕が、「どうしてわかったの」って尋ねると、「目の下に大きな熊さんを2匹飼っていらっしゃいました」と言われた。それを隠すためにコンタクトをせず眼鏡をかけ続けているのに、観察力の鋭い相手にはいまいち効果が低いらしい。それにしても、なかなかどうして卓越した表現である。この表現、言われた当人よりもnr53の方が気に入ったらしい。この話をnr53に話して以来、僕の隈が目立つときには「目の下に大きな熊さんがいらっしゃるわね」と言われ続けている。卓抜した表現は人を介して伝染するものである。