ようやくと言うにはあまりにも

やっと本日自動車の運転免許を取得した。卒業検定に合格してから約一月、ようやくと言うにはあまりにも長過ぎるかもしれない。でも仕方がなかったのだ。だって今週頭の日曜日には基本情報技術者試験があったのだから。それからぼちぼち復習をして、今日門真へ行ってきたのであった。

なぜか昼夜逆転を繰り返していた僕が昨日寝ついたのは午前4時過ぎ。起きたのは9時過ぎであった。行こうか行くまいか散々迷った挙句、今日行かないとまた先送りになると思ったのでもそもそと布団から這い出てモノレールに飛び乗る。モノレールの中で復習の続きをしようかと思ったけど、面倒なのでほとんど本を読んで過ごした。門真の試験場までは駅から歩いて15分。歩いてもよかったのだけど、寝不足で朦朧としていたのでバスで行くことにした。試験場に着いて受付をすませたのが11時半前。試験開始まであと1時間以上ある。ロビーのベンチでは教科書を出して勉強している人もいたけど、僕はやはり面倒だったので本を読んだ。あと、今後2、3ヶ月の予定が大きく変わりそうだったので、スケジュールを立て直しながら時間を潰す。

ようやく試験開始。いくら寝不足で朦朧とした頭でも間違えるはずのない問題なので、所要時間は実質問題文を読むのとマークにかかる時間だ。というわけで、17分で終了。思い切り時間を持て余したので、ボーっとしつつ無駄に時間をかけながら見直しをし、適当なところで外へ出る。問題はこれからだ。合格発表まで50分は時間がある。そもそも合格させるための試験なのだから、不合格になるはずがない。むしろ受かるよりも落ちる方がはるかに難易度が高い試験なのだから、わかり切った結果を待つこの時間は純粋に無駄である。そして何より僕を憂鬱にさせるのはこの寝不足だ。普段通りのコンディションであれば本を読みながら楽しく時間を過ごせるのだけど、寝不足というのは本を読むには集中力が持続しない。何もしなくても頭痛と軽い吐き気がし、寝るには神経が昂り過ぎている。1冊しか本を持っていかなかったのが間違いの元だったかもしれない。何しろ周囲に何もないところだから、やることが制限されるのである。人間いくつかの選択肢の中から自発的に選びとった場合には、他の選択肢を忘れるためにそれに夢中になることができるが、否応なく一つしか選ぶものがなかった場合にはどうもやる気が出ないものである。複数本があれば、選んだ1冊に集中できたかもしれない。たとえ寝不足であっても。

無感動に合格発表を迎えた後、その後の全体説明までまた時間ができたので、今度は散歩することにした。いくばくかの時間は潰れたものの、概ね疲れただけだった。その後空腹と頭痛と吐き気に耐えながら何とか写真撮影を終え、無事免許を受け取ることができた。一件落着。バスで駅まで戻り、京阪、JRを経由して梅田に出る。いくつかの買い物を予定していたけど、目当ての物が全く見つからず、無駄足に終わる。2時間くらいは歩き回っただろうか。疲れと寝不足と空腹でとてつもなくグロッキーになりながら、家に辿り着いた。昨日作った肉じゃがをレンジで温め、夕食を食べて一段落。お疲れな一日でした。