ウソのようなホントの話

僕は実はずっと前に事故にあって、それ以来意識不明のまま数年前まで眠り続けていた。それを知ったのは目が覚めてからしばらくたった後だった。どうしてそのしばらくの間、眠り続けていたということを知らなかったのかと言うと、その間はあたかも起きて実際の生活を送っていたかのように作られた記憶を与えられていたからだ。つまり今僕が思い出せる記憶は、あの出来事も思い出も、全て作られたものだったと言うことだ。それを聞いて僕はショックを受けた。これからどう生きていけばいいのかわからなくなった。

と言うところで目が覚めた。これはホントのホントの話。